リクルートエージェントは、転職業界大手リクルートが運営している転職エージェントサービスです。
キャリアアドバイザー(転職支援を行う人)が、あなたの希望にあった求人を探して、再就職までサポートしてくれるのが転職エージェントの大きな特徴と言えますね。
私もエージェントサービスを利用する前は、不安でいっぱいでしたよ。
私自身、2018年に転職活動を行った際に『リクルートエージェント』を利用した実績があります。私の感覚ですが、紹介求人数が非常に多くて選択肢の幅が広い印象を受けました。あとはキャリアアドバイザーの対応も良く好感が持てましたね。
総合的に考えてみると『転職したいすべての人におすすめのサービス』だと思っています。
当記事では、私の実体験と世間の評判を交えたうえで『リクルートエージェント』の特徴や良い点・悪い点をまとめました。
転職エージェントを利用する事に不安を感じている、あなたの助けになれば幸いです。
リクルートエージェントの特徴とは?
リクルートエージェントの大きな特徴は以下の3つです。
リクルートエージェントの特徴
・企業との関係が強く内定率が高い
・非公開求人数が業界No.1
・会員専用の独自サービスが充実している(企業の分析・対策に便利)
リクルートエージェントは業界最大手ということもあり、企業との繋がりが非常に強いのが特徴です。
順番に解説していきますね。
企業との関係が強く内定率が高い
リクルートエージェントは内定率が高いと評判で『転職成功実績 業界No.1』の評価を受けたことがあります。
過去累計で約32万5700人以上の転職成功者を出していると言うのですから驚愕です。
なぜ、リクルートエージェント内定率が高いのかと言うと、リクルートグループが50年以上かけて培ってきた企業との強い繋がりがあるからです。
また、企業の採用担当者と強い関係を築けていることで、面接時のポイントといった情報を事前に教えてくれる事もあるそうです。対策がわかるだけでも面接の不安が減って助かりますね。
非公開求人数が業界No.1
非公開求人とは?
転職エージェントが独自に取り扱っている求人情報です。
転職サイトでは閲覧することができず、転職エージェントからの紹介でのみエントリーすることが可能です。
非公開求人は質が高く、キャリアアップに繋がりやすいのが特徴。
エージェントサービスを利用する最も大きいメリットと言えるでしょう。
リクルートエージェントは非公開求人数が業界で一番多くて『約210,000件以上』保有しているそうです。ちなみに業界で非公開求人が2番目に多いdoda(デューダ)は『約100,000件』なので、比べてみるとその数が圧倒的なのがわかりますね。
紹介できる求人数が多いということは、それだけ転職先の選択肢が広がるということです。自分が想像していなかったお宝求人に出会える可能性も高いので、比較するためだけに登録してみるのも悪くないでしょう。
会員専用の独自サービスが充実している(企業の分析・対策に便利)
リクルートエージェントに登録すると、転職に便利な独自サービスが利用できるようになります。
主なサービス内容
サービス名 | サービス概要 |
Personal Desktop(パーソナル デスクトップ) | 企業への応募手続きをWeb画面からボタンひとつで行うことが出来ます。また、職務経歴書をテンプレートから選択して手軽に作れる『レジョメNavi』という機能も便利です。 |
AGENT Report(エージェント レポート) | エージェントが独自に分析した『企業の選考ポイントや社風、魅力』といった転職サイトでは入手できない内情を知ることができます。入社後に想像と違っていたというケースを減らすのに役立ちます。 |
面接力向上セミナー | 面接に合格するためのポイントや模擬面接を行ってくれる実践型セミナーに参加出来ます。『参加者 満足度99%』と高評価で、面接の不安を無くすには打ってつけと言えるでしょう。 |
特に『AGENT Report』は企業との繋がりが強いリクルートエージェントだからこそ為せるサービスです。
社風が想像と違っていたり、業務内容のアンマッチといった内定後のミスマッチを減らすために特に有効な機能と言えるでしょう。
リクルートエージェントの悪い評判と口コミを考察
リクルートエージェントの悪い評判や口コミをリサーチしてみました。
特に意見が多かったのが、以下の3つです。
リクルートエージェントの悪い評判
・メールや連絡のレスポンスが悪い
・担当者(キャリアアドバイザー)の当たり外れが大きい
・少々強引でしつこいと感じる時がある
※あくまで個人の意見である点を了承したうえで、ご覧ください。
メールや連絡のレスポンスが悪い
リクルートエージェントに登録している会員数は『約50万人』と言われていますが、転職支援を行うキャリアアドバイザーの数が不足しており、対応が間に合わない事事がそもそもの原因だと考察しています。とはいえ、利用者からすれば早く連絡が欲しいのは当然なので文句も言いたくなりますよね。
レスポンスの良さを重視したい人や担当者と密に連絡を取りたい人は『パソナキャリア』が向いています。
求人数は『約30,000件』と見劣りしますが、対応時の手厚さには定評があります。2019年度オリコン顧客満足度調査において『転職エージェント部門 第1位』に輝いたことからも、実績が伺えますね。(詳しくは後ほど紹介しています)
担当者(キャリアアドバイザー)の当たり外れが大きい
リクルートエージェントの口コミで「担当者がひどくて転職に失敗した」という意見がよく出ています。
リクルートエージェントが他転職エージェントサービスに比べて担当者の質が悪いと言われている理由は『若手にも積極的に挑戦させようとする文化があるため』だと考察しています。
実際、20代前半の新人のようなキャリアアドバイザーが付いたなんて人もいるくらいです。当然上司のサポートが入るとしても、問い合わせに対して満足に答えられないような若手だと不安にもなりますよね…。
※担当者の変更はサイト上の『転職支援サービスお問合せフォーム』から行うことが出来ます。
担当者に不安を感じたら、我慢せずに問い合わせするようにしましょう。
詳しくは、リクルートエージェントのFAQページをご覧下さい。
少々強引でしつこいと感じる時がある
リクルートエージェントも企業なので、なるべくなら転職を成功させて相手企業から成果報酬をもらいたいのが本音です。
また、リクルートエージェント含めたほとんどのエージェントサービスは『サポート期限3ヶ月』と設定しています。この3ヶ月という期限内で再就職させたいので、担当者にも焦りが生まれるわけですね。
とはいえ、実際は3ヶ月を過ぎてもサポートしてくれるのでご安心下さい。期限を設けている理由ですが、無期限だと求職者自体が意欲的に動いてくれない恐れがあるではと考えています。
人によっては「サポート期限が迫っていますよ」と伝えて、強引に転職させようとする人がいるかもしませんが、あなたが焦る必要はまったく無いですよ。
今の担当が嫌なら変えてもらうか、別の転職エージェントサービスをメイン使いする方向に切り替えてしまいましょう。
リクルートエージェントの良い評判と口コミを考察
リクルートエージェント利用者の良い評判は以下の4つです。
リクルートエージェントの良い評判
・20代~40代まで幅広い層をカバーしている
・求人の量が幅広いので、他業種や職種にもチャレンジしやすい
・地方での再就職がしやすい(IターンやUターン希望者は利用すべき)
・内定後に年収交渉などサポートを行ってくれる
特に地方での再就職を考えている人はリクルートエージェントを利用すべきでしょう。
参考までにご覧下さい。
20代~40代まで幅広い層をカバーしている
求人数が多いということは、それだけ幅広い年代に向けて転職先を紹介することができるというわけです。
特に40代での転職となると求人数も格段に減ってしまうことから、転職先自体見つからないケースだってありえます。企業との交渉力に定評があるリクルートエージェントならば、求人自体見つからないことは避けられるでしょうし、実力次第で大手企業の管理職に就く事だって夢ではありません。
求人の量が幅広いので、他業種や職種にもチャレンジしやすい
今の業界で働き続けるのが嫌という人には、リクルートエージェントの求人数が多い点が役に立ちます。なんといっても選択肢の幅が違いますからね。
20代のうちなら、まったく違う職種に再就職することだって出来ちゃいます。
私の場合ですが、転職先をキャリアアドバイザーに相談した時にIT業界だけでも様々な業種を紹介していただきました。紹介求人の中にはコンサル系の企業もあって、給料だけ考えれば前職の倍はもらえていたかもしれませんね。(結局は給料よりも働きやすい環境を取りましたけど)
地方での再就職がしやすい(IターンやUターン希望者は利用すべき)
パソナキャリアやマイナビエージェントといった転職エージェントは地方展開がまだ追い付いていない状況なので、IターンやUターンして働きたい人向けの地方求人って少ないんです。
リクルートエージェントは地方にも営業所があるため、地方求人数も圧倒的に多いので、再就職先を決めるうえでも助かると言えるでしょう。
そもそも、転職先が選べない状況に陥ってしまい後悔していてはもったいないですからね。
内定後に年収交渉などサポートを行ってくれる
リクルートエージェントは企業との強い繋がりを活かして内定後に年収の底上げ交渉をしてくれる事があります。
正直そこまでしなくても良い気がするんですが、こういった利用者ファーストの考え方があるからこそ長く愛され続けているのだと思います。
考察結果:初めての転職で後悔したくないならリクルートエージェントを活用すべき
リクルートエージェントは最大手ということもあって利用時の安定感が段違いです。
担当者のサポート体制もしっかりしていて安心ですし、保有する非公開求人数も最も多いので「理想に近い求人に出会えない…」という可能性は極めて低いと言えるでしょう。
特に転職活動が初めてという人は、リクルートエージェントに真っ先に登録を行っておくことをおすすめします。
サイト運営者談
私も初めての転職で『リクルートエージェント』にお世話になりました。
当初、転職エージェントサービスにあまり良いイメージを持っていなかった私は、「どうせ、強引に転職させようとしてくるんだろうな」と警戒していたのですが、まったく見当違いでした。
担当キャリアアドバイザーは物腰の柔らかい30代中頃の男性で、私が転居して家でも働きたいという希望を伝えると、一生懸命に希望に合う求人を探してくれました。中でも企業と交渉して、特定条件で採用可能な求人を紹介してくれたりしたのが好印象でした。
求人・担当者どちらも質が良かったのは「さすがは最大手!」の一言に尽きますね。
リクルートエージェントを利用すべき人
こんな人におすすめ
・全転職希望者(主に20代~40代)
・IターンやUターンして地方で再就職したい人
・内定がもらえるか不安を抱えている人
・慎重に企業を比較分析をしたうえで再就職したい人
・年収や地位向上などのキャリアアップを狙いたい人
どうしてもリクルートエージェントを使いたくない理由が無ければ、全転職希望者が利用した方が良いと考えています。
リクルートエージェントを利用すべきではない人
おすすめしない人
・若いキャリアアドバイザーだと不安な人
・転職する気が無い人
・人の意見に流されやすい人
リクルートエージェントの特徴として若手キャリアアドバイザーも多数在籍しています。若くても実力が無いわけではありませんが、「年下にあれこれ指示されるのは気に食わない」という人は、リクルートエージェント以外の転職エージェントサービスをメインに使った方が良いかもしれません。
また、リクルートエージェントもプロなので「あなたの転職を成功させたい」という意志が強いです。元々転職する気が無い人、相手の意見になんでもYESと答えてしまう他人任せな人は担当者を困らせるだけなので、やめておいた方が良いでしょう。
上記に当てはまる人は、リクナビNEXTを代表する『転職サイト』を覗いでみて、「自分がどうなりたいのか?」を決めてから、改めて相談してみると良いでしょう。
転職エージェントは併用するのが賢い選択【大手3社と比較してみました】
リクルートエージェントは、20代~40代まで幅広い層におすすめしたい万人向け転職支援サービスと言えます。とはいえ、万能故に少し事務的な対応をされて物足りないと感じることもあるでしょう。
他社の転職エージェントサービスはリクルートエージェントとは一味違った特色があるので、掘り出し物の求人と出会うチャンスが十分あります。転職の成功率を高めるためにも併用した方が賢いと選択と言えるでしょう。
転職エージェントはいくら併用したところで完全無料。金銭的な負担が掛からないのも魅力のひとつです。
特に利用者の満足度が高い業界大手3社をご紹介します。
- doda(デューダ) :非公開求人数業界No.2。担当者の質も良くて履歴書・職務経歴書添削が手厚い。
- マイナビエージェント:20代や第2新卒向け求人が豊富で質も良い。若手向けの転職に特に力を入れている。
- パソナキャリア :メールや連絡後の回答が早い。女性向けサポートが良く、担当者の質も高いと評判。
実は、私も転職活動する時に『doda(デューダ)』と『マイナビエージェント』を併用で使っていました。
私はdodaで紹介してもらった求人が気に入って転職を決めましたが、いずれのエージェントサービスも『対応力/求人の質』は申し分なかったと記憶しています。
実際に3社使ってみたわけですが、メールのやり取りだけでも割と大変でした。
ただし、比較できる求人数は多くなるので、気合を入れて臨みたい人は3社登録もありですよ。
次に「リクルートエージェントと他社でどのような違いがあるのか?」が気になってくる頃かと思いますので、具体的に『リクルートエージェントの方が優れている点/劣っている点』をまとめてみました。
自分にどのエージェントサービスが合っているか比較する気持ちでご覧ください。
※評判や口コミを考察のうえ万全を期して書いていますが、必ずしもすべて正しいとは限らない旨、ご了承下さい。
『リクルートエージェント』と『doda』の優劣
・優れている点:非公開求人数、未経験歓迎求人数、キャリアアップ交渉
・劣っている点:担当者の質、履歴書・職務経歴書添削の手厚さ
パーソルキャリアが運営するdoda(デューダ)の転職エージェントサービスは、経験豊富な担当者が揃っていて質が高いと好評です。私の事例ですが、履歴書の添削時には、書き方の具体例交えて教えてくれるので、少し自分を盛って提出することができたのも高評価に繋がったように感じています。
逆にdodaは他職種への転職には後ろ向きな傾向がありますので、未経験分野にチャレンジしたい人には向きません。私も紹介が難しいと告げられた実績があります。
逆に同業種/業態に転職を希望している人にとってdodaは強い味方になります。
リクルートエージェントとdodaを併用して比較検討してはいかがでしょうか。
『リクルートエージェント』と『マイナビエージェント』の優劣
・優れている点:非公開求人数、転職者向けサービス、キャリアアップ交渉
・劣っている点:20~30代向けの求人の質、担当者の質
マイナビエージェントはサポート体制に熱意があるのが特徴で、やる気のある担当者さんが多いです。私の担当キャリアアドバイザーも、声が大きくて笑顔が素敵な男性でした。
20代~30代や第二新卒向けの求人が多いのが特徴で、若い人材が安心して転職できる企業を探してくれます。その代わり保有している求人数は『非公開・公開含めて40,000件前後』と、少し物足りない印象です。
特に20代や第2新卒の人は登録しておいて損はないでしょう。
『リクルートエージェント』と『パソナキャリア』の優劣
・優れている点:非公開求人数、未経験歓迎求人数、専門的アドバイス
・劣っている点:電話やメールのレスポンス、女性向けサポート
パソナキャリアは履歴書・職務経歴書の添削はdodaと同様に非常に質が高いと評判です。また、女性の再就職に前向きに取り組む社風があることから、転職を希望するキャリアウーマンは登録しておいて損はない転職エージェントです。
特に転職活動そのものに不安があって、担当者と密に話し合いながら進めていきたい人におすすめです。
逆にリクルートエージェントのように求人数を多く取り揃えていないので、選択肢の幅が少し狭くなってしまうリスクがあります。また、ITスキルを活かした専門職(ITコンサル・通信キャリア)などの求人が少ないため、技術力を生かしてステップアップしたい人には向いていないと言えるでしょう。
お宝求人を見つたい人や手厚いサポートが嬉しい人は併用した方が良いでしょう。
まとめ:リクルートエージェントでチャンスを掴もう!
リクルートエージェントは、リクルートが長年のキャリアで培ってきた隙の無いサポートが魅力の転職エージェントサービスと言えるでしょう。
私も実際に利用して損したなと感じることはありませんでしたので、悩んでいるようなら試しに登録してみる事をおすすめします。(利用は完全無料)
まだ転職エージェントをひとつも登録していないという方は、リクルートエージェントを足がかりに利用して雰囲気を探ってみてはいかがでしょうか。
途中で嫌になったら、利用をやめて別の転職エージェントに切り替えれば良いだけです。無理に引き留めるようなことはしないので、ご安心して下さい。
まずは勇気を持って登録&相談する事から始めてみましょう。