脱会社依存

会社を辞める決意を固めるために取るべき行動【自分の意志を確かめよう】

決意を持った人間

会社を辞めたいと思っていても職場に迷惑がかかる事を気にしたり、上司に相談する勇気が持てない等の理由で、行動が起こす事が出来ない人って多いです。

実際、私も過去に転職を何度も考えては、思い留まってしまう経験をしてきました。

そんな私が2018年に「転職を決意して実行できた理由と、どのように行動したのか」お話したいと思います。

必要な事はシンプルに『自分の決断は間違っていない』と信じるしか無いです。キャリアアップや挑戦したい仕事があるなら、周りの事を気にする前に未来の自分を想像してみれば、おのずと答えが見えてきます。

 

認三郎
本当に転職すべきか迷っている人のヒントになれば幸いです。

どうぞ、ご覧下さい。

会社を辞めるのはあなたが思う以上に難しい

会社を辞めるのは大変

今の職場を退職するという事は、今まで会社で築き上げてきた実績をリセットするに等しいです。

転職や独立を志すとなると最初から関係を構築し直す必要があるので、本当にうまくいくか不安になってしまうんですよね。

認三郎
私も5年くらい辞める・辞めないで葛藤(かっとう)を繰り返してきました。

同僚や上司に迷惑は掛かるのは当たり前です

会社や同僚に迷惑をかけないで円満退職をしたいと誰もが思うかもしれませんが、まったく迷惑かけずに辞めるのは無理だと思っています。

あなたが辞める事で以下のような影響が発生します。

あなたの退職が与える影響

上司 = 部下を辞めさせた事で評価が下がる。

同僚 = あなたの仕事を引き継ぐので負担が増える。

会社 = 離職率が上がって評判が落ちる。

あなたが抜けてプラスに働くことと言えば『人件費が減る』くらいなのですが、会社都合の退職でない限り労働力を欲しているのが普通でしょう。特に専任の仕事がある人・特殊な業務を任されている人だと「誰が変わりにやるんだよ…」と内心思われてしまうはずです。

認三郎
同僚に嫌な顔をされるのが怖くて転職できない…過去の私はまさにコレでした。

転職しても必ず好転するとは限らない

転職先が必ず今よりも良い保証なんてどこにもありません。

求人票や口コミでわかるのは、あくまで表面的な一般論だけです。結局、会社の雰囲気が合うかどうかってあなたの価値観がすべてだと言えるでしょう。

また、大手企業を選んでおけば安心だと思うかもしれませんが、必ずしも大手企業が働きやすい職場とは限りません。

私の前職の取引先は、とある業界最大手の企業だったのですが、現場はブラック企業そのものでした。

打ち合わせで怒号・罵声が飛び交うのは当たり前。社内派閥もあってバチバチしてましたね…。

たしかに給料は良いみたいですが「うらやましい」とか「自分も働きたい」なんて微塵も思いませんでしたよ。

今泉さん
やっぱ転職ってリスクあるんだね。
今の仕事は楽しくないけど、会社が安定しているから悩むなぁ…。

実際、安定して働ける職場って割と貴重なんです。少しでも「今のままでも良いか」と感じているうちは、仕事を辞めて転職すること自体面倒に感じてしまうことでしょう。

仕事を辞める踏ん切りがつかない人って、この現状維持を繰り返してしまう人がほとんどです。

 

会社を辞める前に未来のビジョンを描く事から始めよう

幸せになる未来を描く人

私が会社を辞めて転職をする決意を固める事ができたのは「自分が幸せになるビジョンを真剣に考えて行動したから」です。

今まで私が転職できなかった理由は「転職したら今より良くなるかも」「周りも転職しているし自分もそろそろ」というあいまいな動機しか持ち合わせていなかったからでした。

あなたも転職すべきか悩んでいるなら、私が実践したセルフチェックを試してみて下さい。

確認方法は3つだけと非常にシンプルです。

  1. 自分がどうなりたいか書き出してみる
  2. 理想の自分になるためにどう行動すべきか考える
  3. 実際に行動してみる

 

手順1.自分がどうなりたいのか考えて書き出す

『今の仕事を辞めて、あなたがどうなりたいのか』を考えてみて下さい。

箇条書きで構わないので、紙にペンで書くことをおすすめします。

書く時の注意点ですが、必ずプラスの意見になるように書いて下さい。例を挙げると「今の仕事が面倒」=「今より簡単な仕事をしたい」とかですね。後は思った通り書けば良いです。

私の転職動機は以下の通りでした。

  • 家族でいる時間を大切にしたい
  • 子育てしやすい環境に引っ越したい
  • もっと自己表現できる事をしたい

かなり漠然としていますよね。とりあえずはプラスの欲求になっていれば大丈夫です。

手順2.理想の自分になるためにどう行動すべきか考える

次に先ほど書き出した『なりたい自分』を実現するためには『何をすれば良いか』考えてみましょう。

私の場合はこんな感じです。

理想の自分何をすれば実現できるか?
家族でいる時間を大切にしたい在宅で働ける職場に転職する。
仕事を辞めて独立起業する。
子育てしやすい環境に引っ越したい奥さんの実家の近くに引っ越す。
福利厚生が整っている地域に引っ越す。
もっと自己表現できる事をしたい副業して個人で仕事を請け負う。
ブログを書いて情報発信する。

 

キャリアアップが目的なら、以下のようなイメージです。

理想の自分何をすれば実現できるか?
今よりも給料が高くなりたい年収が今より100万高い職場を探して転職する。
現職で給料をあげてもらえないか交渉してみる。
残業が今よりも少ない職場で働きたい残業が今より少ない職場を探して転職する。
仕事内容を見直して残業時間を削減する。

行動目標が複数出た場合は、どの行動が最も現実的で実行しやすいか考えてみて下さい。あまりに高すぎる理想や現実味を帯びていない行動だと「自分には無理だ…」と諦めてしまいがちです。

とはいえ、今より悪くなっては本末転倒なので少し背伸びした行動目標を選ぶのが理想的ですね。

今泉さん
年収が今より100万高くて、残業が毎月10時間以内の職場を探そう。
良い感じです。未来のビジョンが見えてきましたね。
認三郎

手順3.理想を叶えるために実際に行動してみる

具体的に目標設定ができると、自分がやるべき事が固まって強い信念が芽生えてきます。

あとは目標に向かって行動あるのみです!

なりたい自分が明確になると周りの目を気にしたり転職への恐怖心が軽くなるので、前向きに行動することができます。

私の場合

私は在宅ワーカーになって、給料は約半分、社会的信頼も無くなりました。

それでも、「自分がこうなりたい!」と強く願った結果なので、後悔はないですね。

家族との時間も大切にできているので、充実した日々を送ることができて満足です。

私の選択が最終的に失敗だったとしても「何がいけなかったのか」再度考えて行動すれば良いだけだと考えています。

「行動するだけ無駄だ」と自分を諦める生活を送っているなら、非常にもったいないです。真剣に変わりたいと願う気持ちがあるなら、行動してみることをおすすめします。

自分の理想を叶えられる転職先を見つけよう

理想通りの転職先を見つけるのって容易ではありません。

自分で転職サイトを覗いてみても「自分が本当にここで働けるのか」「社内の様子がわからないから不安」という気持ちになって、エントリーするのが怖くなってしまいがちです。

私も自分自身の力では見つけられる自信が無かったので、転職エージェントの助けを借りました。結果、求めていた働き方ができる企業に転職することはできています。

私が利用した大手3社をご紹介します。「自分はこういう職場で働きたい」という強い意志を伝えれば、希望に沿った求人を紹介してくれることでしょう。

おすすめ転職エージェント主な特徴
リクルートエージェント業界最大手。企業との繋がりが強くて、内定率が高いのも魅力。年収アップ交渉もしてくれます。
doda(デューダ)担当者の質が良いと評判。履歴書の添削や面接対策を徹底的に行ってくれるので安心です。
マイナビエージェント特に20代~30代向け転職に力を入れています。求人の質が高く、ホワイト企業の割合が多いです。

いずれも完全無料で利用可能です。

転職活動に不安を抱えている人は積極的に活用することをおすすめします。

 

会社を辞める決意が固まったら自分を信じて即行動

すぐ行動する人

信念を持って転職する道を選んだのなら、もう気持ちが揺らぐことは無いはずです。

あとは自分を信じて会社に辞める意志を伝えましょう。

会社によって方法は様々ですが、まずは直属の上司に相談するのが一般的ですね。

私の場合は『上司に相談』⇒『退職願と各種書類の提出』⇒『退職者向け説明会』⇒『退職』という流れでした。

退職理由を詳しく話す必要はない

あなたが会社に取って大切な人材であるなら、上司や同僚が引き留めようとしてくることでしょう。

おそらく「なぜ退職するのか?」「もう少し残ることはできないか?」といった事を言われると思いますが、詳しく答えなくて大丈夫です。

法的に会社に退職理由を説明する義務はありません。ただし、無言を決め込むのはあなたもつらいと思うので「キャリアアップのために転職する」「家庭の事情で通えなくなった」というようなやんわりとした理由を答えておくと良いでしょう。

私も「新しい仕事に挑戦してみたいので転職する事にしました」の一点張りで押し通しました。

早いタイミングで公表した方が気持ち的に楽です

同僚に転職の話を切り出すのってすごく勇気が必要です。私もなかなか話すキッカケを掴めずに悩みました。

結論から言うと『早く話してしまった方が精神的に楽』です。

冷静に考えてみて下さい。すでに転職が決まっている状況で「転職を取りやめてほしい」なんて良識がある人なら言わないですよね。

職場で転職を悟られないように仕事するって経験してみるとわかりますが、毎日モヤモヤしてつらいだけなんですよ。上司に話をして納得してもらったら、早い段階で同僚にも打ち明けて引継ぎを勧めた方が利口ですね。

認三郎
私は周りに気を使いすぎて失敗しました。
すぐに話をして次の職場で働く準備を整えた方が気苦労しないで済みますね。

 

まとめ:会社を辞める決意を固めるために強い信念を持ちましょう

転職は前向きな気持ちで取り組まないと失敗します。今一度、本当に仕事を辞めて転職すべきか自問自答してみて下さい。

私のようになりたい自分のイメージを明確に思い描くことができたのなら、あなたの転職は良い方向に働くことでしょう。

認三郎
成功するかどうかより自分を信じて前に進むことが大切です。
時には根拠のない自信を頼りに行動することも必要だと私は思いますよ。

あなたの変わりたいと思う強い気持ち、応援しています。