こんな悩みに答えます
- 自分が抜けたら会社に迷惑がかかると思うと辞められない
- 本当に会社を辞めるべきかわからなくなってきた
- 会社を辞めて失敗しない人ってどんな人？
仕事で嫌なことがあったりすると会社を辞めたいと考えてしまう人って多いと思いますが、自分が重要な業務や大きなプロジェクトに参加していたりすると、途中で抜けるのって気が引けるものです。
結論から言うと、仕事を辞めたら会社に迷惑がかかるのは当たり前ですが『迷惑をかけてでも辞めたい強い意志があるなら辞めても良い』と考えています。
私も数億円規模の大プロジェクトのリーダーを任されていましたが、自分が理想とする働き方を実現するために会社を辞めました。現在は在宅ワーカーとして働いてますが、勇気ある決断をしてよかったなと思っています。
そんな私が辞めるべきか悩んでいる人に、辞める理由を明確にする方法を解説していきます。
具体例も交えて解説していきますので、自分が辞めたい理由と照らし合わせながらご覧下さい。
会社を辞めたら迷惑がかかるのは当然です
会社を辞めると言ったら怒鳴られた女性
当たり前ですが、あなたが今までやってきた仕事を誰かが変わりに受け持つ事になります。同僚に負担をかけてしまうのは仕方ないでしょう。
とはいっても、会社に迷惑がかけられないという理由で辞めないというのはちょっと周りを気にしすぎです。あなたと会社は契約関係の繋がりでしかないので、辞めるべき理由をもっと明確にして遠慮してしまう気持ちを無くしていきましょう。
仕事とはギリギリの人数で回すもの
あなたの部署のメンバーを思い出して見て下さい。
その中で仕事をまったくせずに毎日遊んでいる人はいますか？そんな人いないですよね。
人員の調整って上司が仕事量や力量を計算して上手いこと割り当てているものです。なので、基本的に余っている人間はいないギリギリの状況で仕事しているということです。
つまり、あなたが急に仕事を辞めると人員のバランスが崩れてしまうのでひとりあたりの仕事量が増えることになります。
上司自身の評価も下がってしまいます
理由はどうあれ部下を辞めさせてしまうということは、直属の上司は会社からの評価を下げられます。
最悪の場合、来年度は課長から係長に降格になることだって考えられますね。
正直、パワハラなどで精神的に追い詰めてしまうなどで無ければ、部下が自主退職しても仕方のないことだとは思うのですが、日本の企業の多くは「部下のマネジメントができていない」と見なされてしまう場合がほとんどです。
こういう無駄な審査基準は早く無くなってくれれば良いのですが…日本の企業の考え方は相変わらず凝り固まっていますね。
迷惑を承知で辞める理由があなたにありますか？
・今の業務を他の人にやってもらうのは申し訳ない…。
・上司にお世話になったから辞めるのは気が引ける。
上記のような事を強く意識してしまう人は、まだ仕事を辞めるべきではありません。おそらく強引に仕事を辞めたとしたら後悔しますよ。
辞めても良い人はこれらの気持ちを上回る強い目的意識を持てた人だけです。逆に言えば、周りのことが気にならないくらい次の仕事に対して前向きに考えられるようになったら、即辞める準備を始めて良いです。
具体例を交えて紹介していきますので、一緒にセルフチェックしていきましょう。
辞める理由を明確にすれば会社への迷惑なんて気にならない
会社を辞めてステップアップする人
先ほど言ったとおり、辞めたい理由がはっきりしているなら即会社を辞めても問題ありません。
ただし、辞めたい理由次第では退職後に後悔してしまう可能性があるので要注意。辞める際の判断基準は『環境コントロールが可能かどうか』です。
少し仕事の取り組み方を変えるだけで、成果を出すことは可能です。
会社を辞めるべきではない人
会社への不満だけが辞めたい動機だと辞めた後に後悔します。
主に以下のようなケースが該当します。
会社辞めたら後悔する人
- 仕事がつまらない
- 人間関係が上手くいかない
- 成長をまったく感じられなくなった
- 給料が安い
- 残業が多い
- 働きたくない
主に人間関係や待遇改善についての理由です。
転職サイトのType（タイプ）が実施した仕事を辞めたい理由に対するアンケートでも、人間関係・待遇面が【51.7%】を占めるという結果が出ています。多くの人が同じ悩みを持っているということがわかりますね。
外部リンク「会社辞めたい」と思った人の理由（転職サイトType）
しかしながら、上記の理由だと仕事を辞めて転職したとしても悩みが解消される保証は無いです。むしろ、今の職場から離れたい理由で転職先を適当に決めてしまった結果、さらに悪化するケースも考えられます。
そもそも論ですが、上記の不満を抱く人は辞めること自体を消極的に捉えています。実際に「給料が安くて最悪」や「仕事めんどいなぁ」と言ったセリフを決まり文句のように愚痴る人があなたの周りにもいるかもしれません。
そういう人って文句は多いけど、なかなか会社を辞めませんよね。単純に辞めたい動機が弱すぎるので「辞めたところで…結局変わらない」と常に思っているからなんですね。
裏を返すと、愚痴を言うことで自分を正当化しているわけですね。このようなマイナス思考の人の話ばかり聞いてしまうと、あなたの思考も似てきてしまうので、気をつけて下さいね。
人間関係・待遇面の不満は社内解決できる場合も
仕事を辞める以前に不満を上司に相談したりすることが先決です。愚痴ばかり言ってしまう前に、思い切って悩みを打ち明けてみましょう。優秀な上司であればすぐに働きかけてくれるはずです。
とはいえ、社員の意見をまったく聞いてくれないダメな会社も多いのが悲しいところです。必死に訴えかけても改善されないなら転職先を決めつつ辞めてしまっても良いです。
詳しい特徴や対策はこちらの記事にまとめていますので、ご覧下さい。
会社を辞めてもよい人
以下の動機で会社を辞めたいと思っている人は、すぐに辞める準備を進めましょう。悩む前に行動あるのみです。
会社を辞めて問題の無い人
- 挑戦してみたい仕事がある
- キャリアアップのために転職したい
- 家族・家庭を不幸にさせてしまっている
- 労働基準法を違反した仕事が横行している
- 精神的に限界を感じている（パワハラ・うつ）
特に自分が挑戦したい仕事があるなら是非トライしましょう。成功する根拠がなくても挑戦してみることが大切です。
大人になると仕事ばかりで人生にときめきが無くなってきます。変化のない人生ほどつまらないものはないので、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
私の経験談
私も安定した生活のためにお金を稼ぐことが大切だとばかり考えて12年も会社で必死になって働いてきましたが、残業や夜勤も多い職場だったので、妻に家庭の負担ばかりかけてしまったことに気付き転職しました。
今は給料が3分の1以下になってしまいましたが、家族と過ごす時間が増えて幸せですね。
もちろん収入面の不安はありますが、新しい事に挑戦する時間は取れるようになったので、毎日新鮮です。ブログを書き始めたのも、その一環ですね。
上記のように家族に迷惑をかけてどうにもならない状況や、精神的に追い詰められてしまい愚痴すら吐く余裕が無いのなら、一度仕事を辞めて考える時間を作るのもありですよ。
正社員なら退職金も出ますし、いきなり生活できなくなることはないでしょう。
「転職するのは自分や家族のためだ」と強く思えるようになれば、会社に多少迷惑がかかったとしても些細なことに思えてきます。私も家族のために仕事を辞めると強く思えるようになってからは、まったく周りの批判的な意見が気にならなくなりました。
辞めたい気持ちを強くする方法：転職先を見つけてしまえば良い
辞める動機が見つからなくて困っている人も中にはいると思うので、ひとつアドバイスします。
辞める動機を見つける方法
今より魅力的な会社に出会ってしまえば良い
会社の愚痴ばかり言う前に行動しましょうってことですね。退職動機が見つけられない人は、前向きに転職するための行動が足りていません。
具体例で書くと、以下のような感じです。
１．転職エージェントサービスに無料登録する
２．エージェントに色々相談してみる
３．自分のやりたい仕事が見えてくる
４．理想的な企業と出会う ← 辞める意志が強化される
５．仕事を辞める
転職エージェントサービスを利用すれば、仕事を続けながら挑戦したい仕事を見つけることができます。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい。
会社を辞めて失敗しない保証は無いけど変化は起きる
残念ながら会社を辞めたとしても、必ず好転するという保証は無いです。とはいえ、行動しないで不満や愚痴をぼやき続ける日々よりは圧倒的に前進しているので、後悔はないと思いますよ。
例え転職先が今よりも悪かったとしても、新しい仕事を探せば良いだけです。
転職を繰り返す人ってダメなら次を探すフットワークの軽さがあるんですが、転職未経験者だと何度も転職するのは格好悪いと思い込みがちです。結局は外に飛び出す勇気が無いだけだったと私も身をもって理解しました。
そんなあなたに発明家エジソンの名言をお伝えします。
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。（トーマス・エジソン）
人生は挑戦と失敗（トライ＆エラー）を繰り返さないと何も変わりません。現状を変えるために仕事を辞める必要があるなら、会社への迷惑なんて気にしない自分のために行動しましょう。
辞めると会社に迷惑はかかるけど、理由が明確なら気にしなくて良い
会社を辞めるということはどうしたって同僚や上司に迷惑をかけてしまうものです。
繰り返しになりますが、会社に迷惑をかけることが申し訳ないなと思っているうちは辞めるべきではありません。まずは迷惑をかけることも気にならないくらい強い動機を見つけることが先決です。
辞める理由をしっかり意識できたら、ちょっとやそっとのことを言われたくらいで心はブレません。あとは自分の信念に従って突き進むのみです。
是非、悔いの残らない選択をしていきましょう。