悩み事
近々、会社を辞めようかと思っているけど、揉めないか心配で上司に話ができない。
できれば円満退職したいけど、どうしたら良いんだろう?
今の職場は嫌な思い出しか無いから、ここで関係をきっぱり切っておきたい。
当記事では、円満退職したいあなたに『揉めずに退職するためのポイント』『上司や同僚との辞めるまでの付き合い方』を解説していきます。
会社を辞める話を切り出すのって勇気がいるものです。忙しい時期だったりすると「アイツ逃げたよ」とか、心無い言葉を浴びせられる可能性だって考えられますよね。
結論として、余裕を持って交渉すれば円満退職できます。
私自身、2018年に一度転職を経験していますが前職を辞める際は上手く立ち回ったおかげで超円満でした。そんな私の実体験に基づいた方法なので、信頼性が高い情報をお伝えできるかと思います。
会社を辞めたいけどタイミングがつかめずモジモジしている、そんなあなたの背中を押す助けになれば幸いです。
円満退職するための上手な立ち回り方
結論から言うと『会社側(上司)に余裕を持たせること』がすべてだと思っています。
一般的に退職の1ヶ月前に意志を伝えれば良いとされていますが、あまりオススメしません。1ヶ月前だと上司の心に余裕がなくなるので、円満できない可能性が高くなるからです。
では、いつ頃がベストかといいますと、3ヶ月前に伝えるですね。
具体的に解説していきます。
円満退職したいなら辞める3ヶ月前に伝えるべき
円満退職するためのポイントは、以下の2点です。
・上司や同僚を嫌な気持ちにさせないこと
・担当業務や顧客に迷惑をかけないこと
上記ポイントを解決する方法は簡単で『引き継ぐための時間をしっかり作る』だけですね。
辞める時に揉めるのって、急過ぎるケースがほとんど。時間がないと上司も焦ってしまい、イライラした感情が芽生えやすいんです。
逆の立場になって考えてみましょう
社員が辞めるとなると、色々と上司も考える必要が出てきます。
主に以下のような対応が必要となりますが、結構面倒です。
退職者が出た時に考えること
・担当業務の引継ぎ
・関連部署への説明
・顧客に迷惑をかけないための対策
・新しい人員の確保
・退職手続きのフォロー
上記をこなす期間が、1ヶ月と3ヶ月では雲泥の差がありますよね。
1ヶ月ってあっという間です。「こんな忙しい時期に急過ぎる!」と相手に思われてしまうと負けなので、時間に余裕を持って退職の意志を伝えることが大切です。
私も3ヶ月前に退職すると上司に伝えました
私の体験談
私も実際に3ヶ月前に上司に退職意志を伝えています。
慣れないことなので内心ヒヤヒヤでしたが、期間に余裕があったおかげで「退職日までに引き継ぎや残作業を整理していこう」と前向きな意見がもらえてホッとしたことを思い出しますね。
ただし、期間に余裕があると退職させまいと交渉する人もいるので違う手間が発生しますが、上手に交渉する材料を用意しておけばどうということは無いので心配無用です。
失敗しない上司との交渉術【揺らがない意志を持つ】
退職までの期間に余裕があると、上司はあの手この手であなたを引き留めようとしてくるでしょう。そこで「自分のことを必要としてくれてるんだ。嬉しい!」と喜んでしまうのは早計ですよ。
あなたに辞められると面倒事が増えるので、都合良い話で思いとどまらせようとするのは当然の動きなんです。
気持ちが揺らがないようにする方法として、以下の思考を持つことが大切です。
揺るがないための考え方
・退職する理由を強く意識する
・前向きな退職であることをしっかり伝える
・自分の選択を徹底的に信じる
自分で仕事を辞めたいと思った理由を今一度考えてみて下さい。
会社を辞めるのってすごく勇気がいる選択だと思っています。それだけの覚悟を持てた自分をもっと尊重して、ぶれない心で退職日まで乗り切ることが大切です。
次の職場への期待感を意識してみるのが良いでしょう。
同僚やお世話になった人には、早めに話すと楽になる
なんとなく辞める話をするのが後ろめたい気持ちがあって、ぎりぎりまで話せないってケースが多いですが、早めに話した方が圧倒的に気持ちに余裕が生まれます。
特にすぐ話しておくべきは、親しい同僚とお世話になっている他部署の人達ですね。
顧客担当の引き継ぎもあるんだから困るよ。
ぎりぎりで退職の話しをすると、上記のような問題が発生して揉めます。早めに話すことで引き継ぎや業務調整が非常にスムーズになりますし、案外スッキリした気持ちになれますよ。
引き止められそうで不安を感じているかもしれませんが、前向きな転職であれば同僚も無理に引き止めたりしません。逆にぎりぎりすぎると引き継ぎがままらなずに、時期調整できないか相談されてしまうケースがあるのでリスクありなんです。
当然ですが転職先を決めてから辞めるべきです
「とりあえず仕事を辞めたい」という考え方で会社を退職するのは避けるべきです。
先が決まっていない状況で退職の話をしても、上司や同僚からは批判的な意見しか出てきません。また、あなた自身も先の見えない暗闇に飛び込むような状況と言えるでしょう。
転職エージェントを活用すると仕事が忙しい時期でも、あなたの変わりに求人を探してくれるので、短期間で転職先を見つけることができます。そもそも転職先が見つけられなくて困っているようなら、無料で利用できるので積極的に活用することをおすすめします。
転職エージェントサービスのメリット・デメリットは別記事にまとめています。利用検討中の方は参考にしてみて下さい。
例外:退職を認めてもらえないケース【即辞めるべき】
一般的な企業であれば、早めに退職意志を伝えれば間違いなく円満退職できます。
逆に理不尽に怒鳴られたり、辞めることを認めてもらえない場合はブラック企業なので、円満退職することは諦めて速攻で辞めた方が良いですね。
辞めさせてもらえなくて恐怖を感じてしまっているなら、退職代行サービスを上手く活用してみて下さい。
外部リンク退職代行サービス:EXIT
円満に辞めるかどうかより、早く抜け出すことが先決です。ブラック企業の場合は転職先が決まっていなくても、辞めてしまって良いです。まずは心の平穏を取り戻す事が大切ですからね。
辞めた後に前職との関係をきっぱりと切る方法【実践済】
会社を退職した後に前の職場との関係をキレイさっぱり無くしたいと考えている人も多いと思います。(当てはまらない人は、読み飛ばし推奨)
私も関係性を続けるのに疲れたので、辞めてから距離を置くように心がけています。
関係を切る方法は簡単で「直接会わない」を徹底するだけで良いです。
徹底的に会わない!これに付きます
理由は単純で、会うとお互いに相手を意識するようになってしまうからです。
例えば、小学校でとても仲の良かった友達がいても、大人になって会わなくなると思い出すことが無くなります。なのに、地元に帰って会うと急に昔の思い出が鮮明に蘇ってきます。不思議ですよね。
会社を辞めてから飲み会などの場を設けてしまうと相手の思う壺です。無用なセールストークや現職の内状を深掘りされて面倒な事この上ありません。正直、無駄な時間ですね。
今はSNSの普及で関係を簡単に切るのが難しくなってきていますが、会うという選択肢を徹底的に排除すればなんとかなります。1~2年は心房しましょう。
LINEに「飲まない?」と連絡が入った = 予定があって無理と断り続ける
同僚からスマホに電話があった = 徹底的に無視(着信拒否も可)
なんだか冷たいように感じるかもしれませんが、これくらい徹底しないと関係を断ち切ることは難しいんです。初めはつらいかもしれませんが、1~2年は徹底して続けていけば成果は出ますよ。
二度と会いたくない人に遠慮は無用。ドライにいきましょう。
関係性を続けるメリットもある
必ずしもマイナスに働くとは限らないからです。特に同業他社で働く際は有益な交流が出来るケースもあります。
メリット
・新しい仕事に繋げるキッカケが持てる
・仕事抜きで本音で語り合える
同じ職場だと役職や勤続年数など色々と肩書きがあって煩わしいもの。退職後は「ただの人」になりますので、今まで言いづらかったことも正直に話すことが出来るようになります。
まとめ:円満退職するコツは時間に余裕を持たせることです
円満退職するポイントを再度おさらいしましょう。
円満退職
・退職日の3ヶ月前に意志表示をする
・同僚やお世話になった人にもすぐに伝える
・辞める目的を強くイメージして信念を持とう
上記を意識すれば笑顔で見送ってもらえるので、次の職場でもより一層前向きに仕事に取り組むことが出来るようになることでしょう。
是非、円満退職を成功させて新しい世界に羽ばたいて行って下さい。