悩み事
仕事でミスばかりして落ち込む…わざとじゃないのにミス連発で怒られてばかり。自分なんてお荷物だし仕事辞めようかな…。
仕事を始めたばかりの頃や慣れない仕事している時に、何度も失敗を繰り返してしまうことが誰にでもあります。そこから抜け出すためには、仕事に慣れることよりも、精神的な不安やミスへの恐怖心を無くすことが大切です。
そこで、マイナス思考が原因でミスを連発しないために心がけるべきことを整理してみました。
記事の内容
- ミスが続くのはマイナス思考が原因?
- ポジティブな人がミスを繰り返さない理由
- ミスを続けないための対処法を解説
当記事を読むことでミスを繰り返さないためにすべきことが見えてきます。
マイナス思考に陥りやすいあなたの助けになれば幸いです。
仕事のミスが続くのはマイナス思考が影響している
仕事のミスを繰り返してしまう原因の多くは、あなたの精神的不安やミスへの恐怖心が影響しています。要するに物事を「マイナスに捉えがち」なんですよね。
でも、それって何の解決にもならないんですよ。
ミスを悪く考えすぎると集中力が低下する
ミスした時って、お客様や同僚に迷惑が掛かりますし、上司にもこっぴどく怒られたりとつらいです。とはいえ、失敗したのは事実なので、真摯に受け止めるしかないんですよね。
3歳の子供だって危ないことしたら親に怒られます。それって子供を思っての行動なので、悪意はないんですよ。
ここで気持ちを切り替えれる人は問題無いんですが、ほとんどの人はミスに囚われがち。一度のミスを引きずってしまうと、頭の中を堂々巡りして仕事への集中力が無くなってきます。
例えば、資料を作ってる時に、まったく関係のないミスした出来事がフラッシュバックするようだと要注意。モヤモヤしちゃって、何をやってもうまくいかなくなります。
マイナス思考が続くと精神や体調にも変化が現れる
マイナス思考が続いている状態って、あなたが思う以上に身体や精神への負担が掛かります。
例えば、過度のストレスにさらされ過ぎて「頭に十円ハゲが出来た」なんて話よく聞きますよね。
医学的に原因特定には至っていないようですが「免疫機能の低下」が影響しているそうです。仕事辞めたら急に治る人が多いのもうなずけます。
マイナス思考によるストレスが続くと、声や手が震えや頭痛がしたりと良いことありません。
最悪の場合はうつ病で入院という状況に陥る可能性もあるので、ミスしたことをいつまでも考えるのは、本当に危険なんですよ。
プロ意識が足りないとか言う人いるけど、ミスが続くのは別の話
正直、プロ意識が高い人でもミスする時はミスします。人間そんな完璧じゃないですからね。失敗しない人はロボットか宇宙人あたりです。
人によっては生活のために働くしかないって場合もありますし、必ずしもその道のプロを目指す必要はないと思っています。
逆にプロ意識が無くても、ミスを続けないように工夫すれば失敗を繰り返すことはないでしょう。生活費目的で淡々と仕事したって良いと思いますよ。
一度マイナス思考に陥ると抜け出すのが難しい
マイナス思考の一番厄介なところは「負のスパイラル」に陥ってしまう点ですね。
具体例で言うと以下の感じです。
負のスパイラル
失敗する ⇒ 怒られる ⇒ 落ち込む ⇒ 集中力低下 ⇒ 失敗する(繰り返し)
上記のように、永続ループしている人を会社でも見かけたことがあります。先輩社員に理不尽に怒られており、かなり悲惨でした…。
負のスパイラルが日常化すると最悪で、周りからの評価は「あいつは何度言っても失敗する」「仕事ができないヤツ」と思われるようになります。そうなると、先輩にマウンティングで説教されたり、上司にちょっとしたミスでも怒られるようになったりします。
限界を感じてるなら、仕事を辞めて心機一転した方が早いかも…。
前向きな人はミスが続かないのは何故?
仕事でミスをしても、異常なまでに立ち直りが早い人っています。こういう人って物事を前向きに捉える思考を身に付けている人なんですよ。
例えば、前向きな人はミスしたら以下のように考えます。
プラス思考な人
- ミスを成長のチャンスと考えている
- 素直にミスを受け入れて改善方法を模索する
- そもそもミスしたと思っていない(鈍感)
ミスしたと思っていない人は単純に鈍感なだけなので微妙ですが、基本的に「ミス=悪いこと」ではなく「次に活かせれば良い」と捉える傾向がありますね。こういった考え方をしていると、どうしてミスしたのか?何がいけなかったのか?と、自分を客観的に見ることが出来るので、ミスを繰り返すことがなくなります。
一方でマイナス思考の人だと以下のように考えてしまいがち。
マイナス思考の人
- ミスは自分のせいだ
- 嫌なことはさっさと忘れよう…
- 違う!俺のせいじゃない!
自分を責めて落ち込んだり、あいつの説明の仕方が悪いと責任転嫁して逃げたりします。要するに現実から目を背けることで乗り切ろうとしているんですよ。
大切なのはミスしたことを客観的に受け止めて、繰り返さないための姿勢です。
では、どういうことに気をつければミスを繰り返さないで済むようになるのか、具体的に説明していきましょう。
【ミスを続けないために】マイナス思考を抜け出す方法
マイナス思考を抜け出すために明るく前向きな性格になれとは言いません。当然ながら、急に性格を変えるのって無理ですよね。
3つほど職場で気をつけたい心構えを解説していきますので、ご覧下さい。
1.上司や先輩に相談する
当たり前すぎることを言って申し訳ないですが、職場で上手にコミュニケーションが取れない人って思った以上に多いです。
例えば、あなたは以下のようなことを日常的に出来ていますか?
・日々の作業を部署内で毎日共有している
・隣りや向かいの人が何の仕事をしているか把握できてる
・資料作成に迷った時は上司や同僚に相談している
会社で働くのって基本的にチームプレイ。困った時は上司や同僚の力を借りるようにした方が精神的にも楽です。ひとりで考えてると迷走しちゃいますからね。
2.他人と比べることをやめる
ミスを引きずりやすい人の多くは、自分はダメなやつだと思いがちです。では、ダメなやつの定義ってなんでしょう?
例えば、自宅の隣りが、4階建ての大豪邸だったとしたら「我が家はしょぼいな…」と感じてしまいますが、築40年のボロ屋だったら「我が家は立派だな」と思いますよね。これも無意識に比較する心理が働いているためで、同じ家に住んでいるのに、住心地は雲泥の差です。
ミスを引きずらないためには「あいつはできて自分はできない」と思うような、他人と比較する気持ちを捨てることが大切です。とはいえ、これが結構難しい。
心理学者マズローの欲求5段階説をご存知でしょうか。
知らないという方向けにサクッと説明してくれている動画がありましたので、ご覧下さい。
要するに人間は下位の欲求が満たされると、より上位の欲求を満たしたくなる生き物なんです。
マズローの欲求5段階
- 自己表現欲求:資本家になりたい、自分の店を持ちたい
- 承認欲求:上司に認められたい、同僚から一目置かれたい
- 所属と愛の欲求:結婚したい、会社で働きたい
- 安全欲求:家に住みたい、安全に暮らしたい
- 生理的欲求:食事を取りたい、眠りたい
上位の欲求を満たすことができるほど、人は満足感や充実感を得ることができます。つまり、他者から承認されて「承認欲求」を満たすことは快感であり、満たせないのは不快感に繋がるってことですね。
しかしながら、承認欲求は他者から評価されなくても満たすことは可能です。要するにあなた自身があなたを認めてあげれば良いんですよ。
ちょっと仕事ができたって給料そんなに変わらないですからね。
大事なのは、自己評価を高めるために何をしたら良いか考えること。ミスした原因を考えたり、上司に助言してもらったり、本から学んだりといろいろやれることはありますよ。
自分を諦めて殻に閉じこもるのは、もう止めにしましょう。他人の視線ばかり気にせずに、自分を信じて行動すれば結果は付いてきますよ。
3.自己啓発本からヒントを得る
自分を認めてあげることが「承認欲求」を満たすことに繋がると解説しましたが、そうは言っても「出来る自信がない…」と嘆きたくもなってしまいますよね。
そんな時に一番効果的なのが本から助言をもらう方法です。特に「自己啓発本」は自分の方向性が定まらない時のコンパス代わりになるのでおすすめです。
私も仕事で要領良く仕事ができない時や、プレゼンが上手くできない時など自己啓発本から学びを得て改善することができました。
過去に読んだ本からいくつかおすすめをご紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
たった1%の仕事のコツ:100万部売れたベストセラー本で、実践的なビジネススキルを学びたい人におすすめです。具体例を交えて書いてあるので読んでいて腑に落ちます。特に「目標達成のコツ」の項はミス軽減に役立つ内容ですね。
嫌われる勇気:言わずと知れた良書。アドラー心理学を取り入れて「対人関係や人生の悩み」にフォーカスしています。他人の目や周りの評価が気になってつらい時に読むと心が洗われます。職場で悶々とした日々を送っている人は、一度読んでおくと良いでしょう。
神メンタル:こちらは自己肯定力を高めるのに適した本ですね。自分がどうなりたいかを強くイメージすることが目標達成に必要であることを実践的にまとめています。自分に自信が持てないって人の意識向上に役立ちます。
まとめ:ミスは素直に認めて、マイナス思考を抜け出そう
ミスした時にいくら落ち込んで自分を責めたところで何も変わらないのが現実。大切なのは、素直にミスを受け入れて何がいけなかったのか?、繰り返さないためにどうすれば良いか?を考えることです。
おさらい
・ミスを引きずる人ほど繰り返しやすい
・ひとりで悩まずに上司や同僚に素直に話そう
・自分を認めるための行動をしよう(勉強、読書、相談)
そこから抜け出す方法を探せるかが大切ですね。
諦めて思考停止は最悪です。ぜひ、ミスを客観的に捉えて考えるクセを付けていきましょう。