悩み事
転職したいと思っているけど、本当に大丈夫かな。
転職に成功するには何からすべき?
自己分析が大切って聞いたことあるけどマジ?
上記の疑問にお答えします。
社会人なら急に「とにかく転職したい!」と強く思うことがあるかもしれませんが、感情だけで行動するとほぼ失敗します。まずは一呼吸置いて、自己分析と現状分析をして転職動機や求めるビジョンを洗い出していきましょう。
当記事の内容
・自己分析と現状分析の手順【具体例を交えて紹介】
・転職を成功させたい人が次にすべき行動
転職が成功したかどうかは自分が決めることです。
結論として、最初に迷いを無くしておけば結果はどうあれ後悔はしません。
私も転職する際に「自分が幸せになるビジョン」を、はっきりイメージしたおかげで迷いなく行動し続けることができました。自己分析と現状分析は、転職活動時の自己アピールや面接でも役に立つので無駄にはなりませんし、何より気持ちがスッキリするのが良いですね。
自己分析と現状分析は転職活動を始める前にすべきです
それぞれ以下の目的があります。
自己分析 | 自分がどういう人間なのか振り返る | 性格、長所・短所、やりたいこと・やりたくないこと、 仕事歴、成功・失敗談、好きな業務・嫌いな業務 |
現状分析 | 転職環境や今の職場を客観的に見てみる | 転職したい理由、職場への不満・良い点 |
まずは、どういう職場で働きたいのか思い描かないとダメですよ。
自己分析する方法【順序立てて振り返る】
まずは自己分析からですね。以下の5つを順番に分析するだけです。
自己分析すること
・自分の性格
・長所と短所
・やりたい、やりたくないこと
・仕事歴
・仕事の成功、失敗談
こういった話をすると「学生かよ」って思ってやらない人多いですが、大人になって自己分析してみると気付くことたくさんあるので、無駄ではないと気付くはずです。
自己分析を書き出す際はメモ帳やアプリでも良いですが、紙のノートにペンで書くことをおすすめします。
理由は書くという動作によって記憶に定着しやすくなるからです。
自分の性格を振り返る
まずは自分がどういう人間か客観的に考えてみましょう。
やり方は簡単。以下の空欄【】に当てはまる言葉を最低20個書き出すだけです。
無理に良い部分だけ書かなくても良いので、とにかく引き出しを開けていきましょう。
例えば、こんな感じ。
20個も出ないよって人は、ちょっと真面目に考えすぎですね。ささいな事でも良いので、自分の気持ちに正直になりましょう。
長所・短所を振り返る
実は性格の分析が終わっていると、機械的に出せちゃいます。
なぜなら、性格のプラス面は長所に繋がり、マイナス面は短所に繋がるからですね。
・物事に慎重な性格 = 分析することが得意(長所)
・前向きで明るい = 挑戦が得意(長所)
・落ち込みやすい = 悪く考えるクセがある(短所)
上記の要領で【各5つ】は最低でも洗い出しましょう。
やりたいこと・やりたくないことを振り返る
あなたのポリシー(信条)みたいなものですね。仕事に絡めても良いですし、性格的な側面で考えてみても構いません。
イメージしずらいかもしれないので、いくつか例をあげてみます。
やりたいこと | やりたくないこと |
・多くの人と接して繋がりを増やす ・技術スキルを活かせる専門職に就く ・毎日、定時に帰る | ・テレアポ ・お客さんとの見積もり交渉 ・車の運転 |
こちらは、「最低10個ずつ」出してみましょう。
私だけではないと信じていますが、やりたくないことの方が簡単に出ますよね(笑)
仕事歴を振り返る
ここからは仕事に絡めて考えていくフェーズです。
まず、自分が入社してからどのような業務・プロジェクトに関わってきたのか整理してみましょう。
仕事歴の洗い出しは転職活動時の「履歴書・職務経歴書」の作成で流用できるので今のうちにやっておいて損はないです。と言っても、ほとんどの人は3年前くらいさかのぼると「あれ?何やってたっけ?」という感じかなと思います。
落ち込まないで大丈夫。人間の脳は意図的に古い記憶を眠らせる仕組みになってるので、覚えてなくて当たり前です。実際は脳が覚えていて、紐付ける情報を与えてあげればすぐに思い出すことができるんですよ。
方法は色々ですが、以下の3つが実践しやすいです。
・過去メールをながめる(おすすめ)
・手帳やノートを見返す
・同僚に聞いてみる
パソコンの入替え等でメール自体消失してしまっている場合はお手上げですが、メールのやり取りを振り返えれば記憶が呼び起こされると思いますよ。
ダメなら仲の良い同僚に聞くのが手っ取り早いです。
成功・失敗経験を振り返る
おそらく失敗経験の方がすぐ書けますよね。
嫌な出来事の方がトラウマとして記憶に残りやすいので、仕方なしです。
成功経験を書き出すコツは、自分のことを客観的に考えるです。それでも、全然思い当たる点が無いよって人は「個人的にこれは頑張った!」と思えることなら何でもありです。
成功経験 | 失敗経験 |
・12月の営業成績が一位だった ・30人規模のプロジェクトを成功に導いた ・セミナーの講師をして、良い反応がもらえて嬉しかった | ・納品チェック漏れで100万円の損失を出した ・計画が不十分でプロジェクトが3ヶ月も遅れた ・インフルエンザのせいで、大事なコンペを取り逃した |
成功経験はいくつ書いても良いですが、失敗経験は書けば書くほど落ち込むので、3つで十分ですよ。
自分のことを書くだけなので、やる気を出せば簡単ですよね。
続いて現状分析に移っていきましょう。お疲れであれば、翌日にやるでも大丈夫です。
現状分析する方法【本当に転職すべきかを確かめる】
現状分析とは、要するに「なんで転職したいのか?」「今の職場の何が不満なんだ?」を洗い出すことです。
テーマは以下の3つです。
アドバイス
・転職する理由は?
・今の職場の不満は?
・今の職場の良い点は無い?
自己分析と合わせて、現状分析しておかないと「転職したけど何も変わらない…」って状況に陥りやすいので、注意した方が良いです。
上司や同僚の言葉で揺らがない信念が身につきます。
転職する理由を書き出してみる
転職したいなって考えたわけですから、絶対に理由が出るはずです。
・手取りの給料を200万円増やしたい
・Webエンジニアの仕事がしたい
・社風が自由な会社で働きたい
このくらい理由がパッと出てこないようでは、転職するのはちょっと思いとどまった方が良いと思います。
仕事が嫌だからやめたいもNG。
なぜ、その仕事が嫌なのか? どういう仕事ならやりたいのか?まで考えてみないと、何度も何度も転職を繰り返す羽目になりますよ。
職場への不満を書き出してみる
ここは皆さん得意パートだと思います。好きなだけ思いの丈をぶちまけて下さい!
おそらく10個は余裕だと思いますが、なるべく客観的な書き方でお願いしますね。
参考例
・勤怠管理が適当、残業代がもらえないことがある
・自分の意見がまったく通らない、上司の意見がすべて
・上司が事務仕事しかさせてくれない
職場の良い点も書き出してみる
ブラック過ぎて何も思いつかない!って人でも、ひとつくらいはあるはず。まったく魅力を感じないなら、わざわざ入社しないですよね。
良い点を洗い出す理由は、転職先の選定条件とすべきか判断するためです。
参考例
・通勤時間が20分
・私服で通えるから楽
・資格を取ると手当がもらえる制度がある
・仕事中に遠慮なく雑談しても怒られない
最後に3つの問いを投げかけます【要回答】
長くなりましたが、これで最後です。以下の3つの問いにお答え下さい。
あなたに問います
- 前向きな転職であると断言できますか?
- 仕事を辞めずに不満を解消する方法は無いですか?
- 良い点を手放す勇気がありますか?
3つの問いに迷いなく「イエス!」と答えられるなら、即転職しましょう。
迷いなき行動は成功への原動力ですよ。あなたの信念が良い結果をもたらすはずです。
仕事を辞めるのは転職先を見つけてからにしよう
次は仕事辞めて職探し…かな?
転職先を先に見つけてから辞めるのが良いですよ。
とはいえ、仕事しながらだと忙しくて求人を見る余裕なんて無いって人がほとんどですよね。
そんな時は「転職エージェント」を味方に付けましょう。
転職エージェントのメリット
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転職エージェントについては、以下の記事を読むと理解が深まります。
私の過去利用実績も交えてお伝えしているので、あなたの転職活動の参考になるはずです。
転職エージェントの力を借りて、理想の転職先に出会いましょう!
自己分析+現状分析で転職活動への迷いを断ち切ろう
転職活動を始める前に、自己分析と現状分析を行っておくだけで意外なほど転職への不安が軽減されます。
・自己分析は性格面+仕事面の両方から洗い出してみる
・現状分析をして転職する意志を確かなものにする
・転職先は仕事を続けながら探そう
会社に尽くす生き方は、あなたの身を滅ぼすだけです。
転職動機が明確になったら、後ろめたい気持ちを捨てて即行動しましょう。
あなたなら良い職場に出会えると信じています。