連休明けの仕事でやる気が出ない、会社に行くのも面倒…そんな気持ちになってモチベーションがあがらず悩んでいませんか。
悩み事
・3連休明けの仕事は、なんでこんなにやる気が出ないんだろう?
・夏季休暇が終わってから、仕事の調子が良くないのでどうにかしたい
・モチベーションを上げたいって思うけど、何をしたら良い?
上記の悩みにお答えしていきます。
IT企業で12年勤めていた経験のある私ですが、連休明けはモチベーションが下がって仕事効率が悪くなってしまうことが多くありました。上司の質問に上の空で返事して失笑をかったのも過去の思い出です。そんな私がどのようにモチベーションに対処してきたのか、実践的なやり方をお伝えしていきます。
結論から言ってしまうと「モチベーションを無理に上げようとしない」が正解です。くれぐれも適当に仕事して良いよって意味ではないので、勘違いしないで下さいね。
仕事に上げる下げるという感覚を持ち込まないことで、常に一定水準の仕事ができるようになり、結果的に心の安定にも繋がります。
具体的な理由と対処方法は記事内で解説していきますので、ご覧下さい。
連休明けに仕事のモチベーションは上がらないので諦めよう
残念ながら、仕事から離れてのんびり過ごしてしまうと、やる気が無くなるのは当然。人間は本能的に楽したいと思う生き物だからですね。
と言っても、焦ってモチベーションは戻す必要は無いと思ってます。その理由を3つ挙げてみました。
- 理由1:休みが長いほど身体はオフモードを引きずる
- 理由2:仕事に集中すれば勝手に戻る
- 理由3:周囲に合わせて無理すると逆効果
上記の例はサラリーマンを対象としていますが、長期休暇を取って仕事を休んだ人は大体はコレに当てはまるんじゃないでしょうか。
理由1:休みが長いほど身体はオフモードを引きずる
モチベーションを維持できるのは、日々仕事を繰り返しているからです。連休に入るとあなたの心は仕事を忘れて「電源オフ」状態になってしまうので、モチベーションが下がるのは当然です。
エアコンが冷房のスイッチを入れた瞬間に冷えないのと同じで、あなたの心も元のモチベーションに戻るまでに時間がかかるわけなんですよ。
この度合いには個人差があります。僕の経験上、仕事をまじめに取り組もうと頑張ってた人ほどオンオフの差が激しいですね。
まじめに仕事に取り組む人って日頃から無理しがちです。全力で仕事したツケが出てしまうので、ただダラダラ寝て過ごして終わる…みたいな休日を送る人って多いんですよ。
理由2:仕事に集中すれば勝手に戻る【焦る必要無し】
喜ばしいことに仕事に対するモチベーションは、2~3日くらい仕事に打ち込めば元に戻ります。
「モチベーションが低いのは自分がたるんでいるせいだ」とか自虐的に考える必要はないので安心しましょう。
どんなに仕事ができるエリートでも、一度気を抜いたら仕事のペースは落ち込みます。そもそも、こういう人は「気を抜いたらダメになる」と理解しているので、休み中でも気を抜かないんですけどね。だから優秀なのでしょう。
優秀な人って仕事が本気で好きなんですよ。だから、休み中でも仕事のことをふと考えてしまいます。
経験談(名前は仮称)
上司の水谷さんは、若くして出世したエリート社員です。
技術レベルは決して高いわけではないんですが、とにかく意欲的で前向きな性格の人でした。
休日のゴルフコンペは休まず出席していましたし、お客様との飲み会も飛び込みで参加するほどアグレッシブです。
水谷さんからはいつも「会社に貢献しよう」という熱意を感じずにはいられませんでしたね。
理由3:周囲に合わせて無理すると逆効果
あなたも水谷さんのように会社への貢献意識を強く持つことができれば、おそらくモチベーションに悩まされる心配はなくなります。でも、すべての人が会社のために働きたいわけではないですよね。
例えば以下のような感じです。
・生活のためにお金が必要だから割り切って働いてる
・子育ての合間にパートを頑張っている
・業務内容が性に合っているから続けてる
・複数の仕事を掛け持ちして生計を立てている
このような人たちは仕事を「生活の手段」として考えています。だから、モチベーションを上げようと色々考えても、思うようにいかずに悩んでしまいます。
私も今では、在宅ワーカーとして会社と距離を置いた働き方をしているので「生活の手段」という意識の方が強いですね。
あなたも、仕事を生活の手段として考えたいなら、モチベーションを上げることがいかに無駄か気付くべきです。そうすれば、グッと気持ちは楽になってきます。引き続き、私が具体的にどのように気持ちを切り替えていったのか解説していきますね。
連休前のモチベーションを維持したい人が取るべき対処方法
対処方法は非常にシンプルなんですが、結論として「モチベーションなんて気にせず一定のリズムで働き続ける」です。
対処1:まずはモチベーション維持という考えを捨てよう
何度も言うように、モチベーションは自力で上げようと思えば思うほど上がりません。
常に高水準を保ち続けられる人間なんていないので安心して下さい。できるのは、ロボットか宇宙人くらいですね。
気持ちや体調次第で、モチベーションなんていくらでも変動します。
じゃあどうすれば良いかと言うと、「自分が決めた一定ライン以上の仕事をこなせるかどうか」だけ考えるようにしましょう。
対処2:常に一定のリズムで働くために自分ルールを決めておく
それでは、具体的な手順を解説していきますね。
まず、キャンバスノートや手帳など日々継続して書くためのメモ用紙を準備します。
その紙に毎朝、以下の3つを決めて書き出して下さい。繰り返し言いますが毎朝ですよ。
調子が良いと、どのくらいできるか(高)
ここまでを目標ラインにしたい(中)
これができていないと怒られそう(低)
これを始業前までに書いたら、今日のゴールを決めて盲目的に仕事しましょう。
連休明けなら「低」のラインを目標にすれば良いです。3日目くらいから「中」を目指し、週の後半は「高」をクリアできるように仕事に励むが理想的かなと思います。
これを行うと「モチベーション」の外で「仕事をやり遂げた」という達成感が生まれるようになるので、非常におすすめです。
例えば、あなたがシステムエンジニアだったら、こんな感じですかね。
⇒設計書3本仕上げて、対面レビューしてもらう
ここまでを目標ラインにしたい(中)
⇒設計書3本仕上げる。レビューは明日の午前中にする
これができていないと怒られそう(低)
⇒最低でも設計書2本は仕上げる。レビュー日程だけは決めておく。
その日の作業状況や案件で変わってくると思いますが、どんな仕事でも考え方は同じです。要は自分で「高>中>低」のランクを付けてしまえば良いわけですね。
逆に一番やってはいけないのが、行き当たりばったりでとりあえず仕事を始めてしまうことです。「なんか今日はいつもより調子が出ないな…」と焦りが生まれつつ、仕事が進まないで苦しむことになります。
あなたが思う「いつもより」は毎回変動します。
特に連休明けは仕事の調子が出ないので、低い目標を達成できただけでも立派と考えるようにした方が前向きってもんです。
対処3:自分ルールをクリアできたら、思いっきり斜線を引いて達成感を味わおう!
一見意味がないように思うかも知れませんが、実は効果絶大です。
自分が設定した目標に斜線を引くことで「やり遂げることができた!」という達成感が生まれます。そして、達成感は自己を認めることに等しく、そこから自己肯定感(じここうていかん)が強くなっていくんですね。
低ストレスでゆるやかに生きていくために自己肯定感はとても重要です。基本的に、これが強い人ほど幸福な人生を送れていると考えても良いほどですね。
「お金無いけど、なんだか幸せそう」って人はみなさん自己肯定感が高いです。例えば、お笑い芸人は売れなくてバイト掛け持ちって人多いですが、割と生き生きしてますよね。そういう人は「売れるために頑張ろう!」って気持ちがあるから輝いているわけです。
サラリーマンって結局「労働者」なので、同じような夢を描くのは難しいんですよ。なので、会社が求める成果より自分が決めたルール通り仕事をすることが私は大切だと考えます。
会社(経営層)の方針に縛られた生き方を続けてしまうと、あっという間に見えないクモの糸で、ぐるぐる巻きにされて身動きが取れなくなります。
すでに我慢してつらいなと思っているようなら、仲の良い友人に打ち明けるなり、転職エージェントに相談するなりしてクモの巣から抜け出す準備をした方が賢明ですよ。
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まとめ:モチベーションは上げる必要無し!自分ルールを満たせるように仕事しよう
記事の内容をまとめると以下のようになります。
おさらい
- 仕事のモチベーションを無理に上げようと思うだけ無駄
- 自分ルールを決めて一定水準を満たせるように働こう
- 自己肯定感を満たせるかだけ考えよう(脱会社依存!)
結局のところ、モチベーションは自分で思い通りにコントロールできません。
最初からモチベーションは無視して「自分で決めたその日のルール」を満たすことだけを考えて進んでいけば、日々達成感を味わうことができるでしょう。
人生長い道のりです。前向きに過ごせる方法を常に考えていきましょう。